数年前から薄毛症状に悩まされている40代の女性です。
薄毛と言えば、男性特有なもの。
まさか女性である自分が、薄毛に悩まされるとは思っていませんでした。
女性用のウイッグの宣伝を見ると、「こんなの付ける人いるのかしら？」と思っていましたが、今は、その気持ち、よくわかります。
髪の毛がまとまらないので、外出できないのです。
見っともないのと、若さを取り戻したいという気持ちから薄毛治療をやりたいと思います。
その体験を紹介していきます。
40歳代。
仙台在住。
バツイチ。
5年前にシングルになりました。
子供一人。
数年前から薄毛に悩まされています。
今思うと、ちょうど離婚の話しを進めている頃から症状が現れていたかもしれません。
離婚の話し合いに掛かる時間やストレスの続く日々を過ごしていたことが、薄毛につながったと思います。
離婚には、たくさんの時間とエネルギーを取られたので、気力が落ちていました。
周りの友人が離婚した私に気を遣っていたのが分かりました。
できるだけ平気な素振りを装って過ごしていましたが、精神的には相当辛い時期でもありました。そんな日々を過ごすにつれて、どんどん体は痩せていき、髪の毛も薄くなってきたのがわかりました。
髪の毛は、ペッタンコになり、ふんわりしなくなったような気がしました。
頭頂部から後頭部の分け目の地肌が目立つようになってきました。
そんな時、娘から「お母さん、最近、髪の毛、薄くなってない？」
周りで見ていてわかるんだと思い、とてもショックでした。
「もう年だし、仕方ないよね。」と、いう言葉を、娘に返しました。
仙台で薄毛治療をやりたい
バツイチに引け目も感じていました。
心も身体もボロボロに。
そんな私を見ていた友人が１人の男性を紹介してくれました。
私はしばらく、恋愛や男性のことは距離を起きたいと思っていましたが、友人の強い進めもあり、相手の男性に会うことになりました。
自分でも驚くぐらい、お互いの価値観や話しも合ったことから意気投合。
新しい恋の予感が始まったころから精神的に開放された気分になり、楽しい日々が始まりました。いくら食べても太れなかった、身体も健康体に戻ってきました。
明らかに髪の量が減っている、気合いを入れて化粧をしても、なんとなく決まらない。
老けて見える。
彼の視線の先が気になりました。
顔よりも髪を見ている気がする。
椅子に座っている時など、上から見られたくない、視線が気になる。
失った髪のように彼も失いたくないと思い薄毛について調べるようになりました。
私も40代後半。
すでに身体のあちこちに色々な症状が出ています。
「歳によるガタ」は自覚していますが、薄毛は受け入れることができません。
「髪は女の命」と昔からよく言われているように印象を大きく左右するからです。
女性薄毛について、調べてみると、出てくる情報量の多さに驚きです。
発毛に関しての個人のブログや健康法の紹介など様々。
女性専門の発毛施設やクリニックまで存在するではないですか。
同じく薄毛で悩む女性が増え、積極的に治療を受けたいと考える人が多くなっているのでしょうね。
現代のストレス社会、それだけ自分の髪の状態に危機感を持ち、なんとかしたいと思う女性が増えているということですね。
女性がストレスを抱え仕事をしている写真
女性の薄毛は、40歳頃から毛髪密度が減少し始めることが特徴のようです。
初期の段階では抜け毛が増えて、分け目が広がってきたと感じます。
やがて症状が進行すると頭部の広範囲に薄毛が起こり、地肌が透けて見える様になります。
頭皮全体の毛が抜けるため、脱毛部の境界がはっきりしません。
その為、女性の薄毛は、「びまん性脱毛症」とも言われています。
女性の薄毛は、女性ホルモンの減少が、主要因であると考えられています。
卵巣の機能は20代がピークで、徐々に機能が低下することで、30代後半ぐらいから女性ホルモン（エストロゲン）の分泌が減り、相対的に男性ホルモンが優位になり、髪にも影響を及ぼします。
その為、女性の薄毛は「女性男性型脱毛症」（Female AGA, FAGA）と呼ばれることがあるそうです。
女性型の薄毛は更年期の女性に多いといわれていますが、ストレスや栄養不足も原因だと考えられています。
特に、無理なダイエットや栄養バランスの悪い食生活は、髪の毛に低栄養状態をきたします。
髪の毛の健康のためには、健康的な食生活が必要になります。
たばこやお酒が、髪の毛に対し悪影響があることが知られています。
たばこを吸うと、ニコチンの作用で血管を収縮されることによって、毛根に栄養が届きにくくなってしまうのです。
また、お酒の飲み過ぎで肝臓に負担をかけると、体内の解毒が上手くいかなくなり、薄毛を進行させてしまうおそれがあります。
髪の毛に良い運動とは「有酸素運動」です。ゆっくり自分のペースで運動することが髪や頭皮にも良い影響を与えくれます。
無酸素運動や激しい運動と違い、苦しくなくストレスも溜まらない。よし、昔から身体を動かすことは好きな方、30分だけでも良いらしい。
また食事も栄養面を気にして摂取します。たんぱく質や大豆製品などは日々欠かしませんでした。大好きなお酒の量も減らし、でも辛い。
なにが？続けることです。1ヵ月と続かない。意志の弱い私。
しかし薄毛は着々と進行していることに。あわてて、いろいろ調べたり、発毛を謳っている育毛剤も試したり。
しかし現実は残酷。思う程の効果は期待できませんでした。
時間だけが過ぎていき、薄毛の改善はありません。
やはり自己流では限界があると気付き、実績があるところで薄毛治療をやってみようと思うようになりました。
電話で問い合わせをして、女性のヘアケアサロンに行ってみました。
サロンに入るとシャンプーの匂いがしました。
育毛治療は、スチームやシャンプーで頭皮の毛穴の汚れを取り除き、頭皮マッサージ。
専用機器で、毛根に育毛剤の栄養が届きやすいように塗布して、頭皮環境を整えます。
体験コースをしてもらいました。
心地よい刺激でこれが気持ちいい。
そして現在の生活習慣の改善を指導といった流れでした。
私の頭皮や髪には栄養が行き届きにくくなっているため、サロンのケアと一緒にオリジナルのサプリメントも進められました。
育毛治療を行いながら、ウイッグをかぶるのが良いでしょうと勧められました。
けっこう費用が高い。
また、サロンへは毎週通って頭皮の環境を調える必要があるとのこと。
毎週となると、通うのが大変。
さらに発毛や育毛には時間がかかり、長期コースの継続が必要だそうです。
確かにシャンプーやマッサージ気持ちいい、頭皮の汚れは取れているような気がするけれど、どこまで改善できるか不安です。
他の薄毛治療を探すことにしました。
女性の薄毛治療で、注目したのは、メソ注射なるもの。
発毛に必要な栄養因子を直接、頭皮に届ける治療方法。
育毛成分などは、頭皮のバリア機能に邪魔され浸透し難いことから、塗ってダメなら直接注射ですね。
良さそう。
これなら期待できるかも。
時間とお金をかける以上は効果を期待したいし、発毛効果が続くものを選びたい。
インターネットで検索していたら、ハーグ療法という毛髪再生治療を知りました。
ハーグ療法は、メソ注射の一種で、薬液を直接頭皮に注射する治療法です。
毛髪再生に有効な成分の成長因子を直接頭皮に与えて毛髪を再生させます。
毛母細胞に直接、働きかけ、発毛のスイッチを入れるのだとか。
毛母細胞を活性化させ、細胞分裂を起こして休止期の髪を発毛させます。
頭皮は健康な状態に戻り、毛周期も正常化して発毛効果が続くのだそうです。
これこそが私の求めていた発毛治療だと思い、すぐに病院を検索することにしました。
ハーグ療法は認定施設だけで行える発毛治療。
協会が認めた病院以外は取り扱えないらしい。
「ハーグ療法 仙台」で検索。
東北には認定されているクリニック数が少ない。
仙台中央クリニックが、ビフォーアフター写真を公開していました。
ホームページの症例を一例ずつ見ていきました。
発毛効果に、私の期待も増していきました。
翌日に予約しました。
予約は土曜日。
クリニックは土日も開院しているそうで、週末が休みの私には助かります。
仙台駅を降りて直ぐ。
迷うか心配しましたが1階にJTBがあり、それが目印になり分かりやすい。
期待と緊張のなかクリニックへ。
病院っぽい感じです。
中は混んでいたけれど、仕切りの待合室もあり、他の患者さんと顔を合わせることもありません。誰がどんな治療を希望しているか、なんてことは分かりません。
髪の毛に対する簡単なアンケートを記入した後、いよいよ先生の診察。
診察室に入りご挨拶、優しい笑顔が印象的な先生。
顔もですが髪のボリュームある先生なので若々しく見える。
やはり「髪の印象は重要」そんなことを思いながら薄毛や頭皮環境に合わせた治療内容の説明を受けていました。
あれこれ質問する私にも丁寧に分かりやすく説明してもらいました。
先生の診察後、親身になって話を聞いてくれたカウンセラーさんは薄毛治療経験者でした。
さすが体験者だけあって、話が通じます。
実際にハーグ療法で髪の毛が増えた写真を見て、効果の高さに希望が持てました。
「来週の土曜日、予約できますか？」
ハーグ療法を開始したい一心で、すぐに予約を入れました。
前日の夜は、楽しみな気持ちと、少し不安な気持ち。
興奮気味で、布団に入ってもなかなか寝付けないのではないかと思いました。
しかし、40過ぎの疲れた身体は、正直です。
布団に入って直ぐに、夢の中に入ってしまいました。
当日は、簡単な依頼書を記入し、治療室へ。
始めに頭部の写真撮影。
今後の抜け毛や薄毛の経過観察などをするために、必要になるそうです。
先生は、どこを集中的に注射したいか、要望も聞いてきてくれます。
特に薄い頭頂部と後頭部をお願いしました。
「その辺を集中的に、まんべんなく注射をしていきましょうね。」と言われ、治療はスタートしました。
いよいよハーグ療法を開始する
事前の説明で痛みがあることは知っていましたが、確かにチクチクとします。
しかし、薄毛に悩まされた辛い日々を思えば5分ぐらいの注射、たいしたことありません。
この寄り添った治療の姿勢、良い先生、クリニックに出会えたと感謝です。
ちなみに頭皮は所々、赤くなるので気になる人は帽子などを持参すると安心ですね。
1回目のハーグ体験でした。
帰りの際、2回目の予約を、とりました。
1ヵ月があっという間に経過して、2回目のハーグ療法です。
前回の治療後は、頭皮が赤くなって少し心配しましたが、翌日には何事もなかったよう治りました。
3日後からはヘアカットOKなので、美容室にいってみましたが、美容師さんに気付かれることもありませんでした。
ハーグ療法の効果は、まだ明らかではありません。
しかし、娘が言うには、お風呂に浮かぶ髪の毛や排水口に残っている髪の毛が少なくなってきたようだと。
言われてみれば排水口を掃除する回数が減っていました。
幸先の良いスタートではないでしょうか。
看護師さんが緊張気味の私に優しく声をかけて案内してくれました。
頭皮に注射をする前に、再度、先生から頭皮の状態の確認、「症状の強い頭頂部と後頭部を集中的に注射しますからねと、チクチクするけど頑張りましょうね」
痛みはありましたが、1回目程ではありません。
心の準備ができたこともあるのかな。
今回も私が気になっている薄毛部分を集中的に注射してもらい2回目が終了しました。
頭皮が所々、赤くなっていたので持参していた帽子を被り帰宅しました。
最近、頭皮が柔らかくなり、若干髪が増えた感じがします。
娘も私の薄毛を気にして見てくれています。
私の頭頂部を指差し、最近「少し生えてきた？」と変化を感じているようです。
治療の効果が現れて嬉しくなり、クリニックに行くのが待ち遠しくなりました。
もうハーグ療法の、治療の流れは掴みました。
注射は少し緊張しますが。
治療前、先生の診察でも、「以前よりも髪の量は増えて生えたね」と言ってもらいました。
「生えたね。」この言葉すごく嬉しい。
嬉しい話しばかりで3回目のハーグ療法が終了しました。
鼻歌を鳴らしながら上機嫌に帰宅する私でした。
ハーグ療法の4回目と5回目。
少しずつ髪の毛が増えてきました。
頭皮のヘアサイクルが正常に戻ったのだと思います。
安定期に入ったと先生のお話し。
ラッキー。
もちろん、油断は禁物です。
午後10時から午前2時までは、睡眠のゴールデンタイム。
きちんと寝て睡眠を確保しています。
生活習慣の改善を、意識しながら過ごしています。
おかげで肌のハリツヤも良くなりました。
6回のハーグ療法が終了しました。
効果はというと。
やりました、生えました。
毛量が増えました。
ペッタンコになっていた、私の悲しい頭頂部と後頭部。
地肌は目立たなくなり、ふんわりとしたヘアスタイルになりました。
今では色々と髪のアレンジもでき、おしゃれを楽しんでいます。
外出しても、人の視線が気にならなくなりました。
椅子に座っている時の「上から見ないで～」がなくなりました。
娘も「若返ったよ、お母さん」と一緒に発毛を喜んでくれています。
「髪の毛が増えて、笑顔も増えたね。」髪の毛が増えて、娘を叱ることも少なくなりました。
ショッピングやメイクにおしゃれな服を着たりしています。
昔の自分を少しずつ取り戻し、自分に自信がついてきました。
薄毛や離婚で卑屈になっていた、自分にさよならです。
ハーグ療法、仙台中央クリニックさんに出会えたことを心から感謝しています。
薄毛は男性特有の症状という思い込みがありました。
まさか私が薄毛に悩まされとは思ってもいませんでした。
実際に薄毛に悩まされるのは想像以上に辛いこと。
経験者しか分かりませんよね。
薄毛のことを知られたくない、告白するのが恥ずかしい。
どこに相談していいか分からない。
ただ悩んで、時間だけが過ぎ、焦りと不安が募るだけでした。
これを見てくださる人は恐らく薄毛に悩み苦しんでいると思うので、私の体験が薄毛で悩みを持つ人の参考になればと願っております。
